ヤフオクの匿名発送ってどうなの?メリット・デメリットとは?

ヤフオクで取引をする際、落札者は出品者に対して、商品の送付先を提示しなければなりません。

個人間で取引を行うため、住所や実名を相手に知らせることに不安を覚える人も多いのではないでしょうか?

ヤフオクだけではなく、メルカリやラクマなども同様に不安を覚える人も多いかと思います。

そんな時に利用したいのが「匿名配送」

Web上だけでなく、配送伝票にも個人情報が印字されないため、プライバシーを守りながら安全に取引できます。

そこで今回、ヤフオクにおける「匿名発送」の注意点や送料、メリット・デメリットについて紹介します。

ヤフオク「匿名発送」の送料は?

ヤフオク!の匿名配送に対応している配送方法は以下のとおりになります。

・ヤフネコ!パック(ネコポス):全国一律195円

・ヤフネコ!パック(宅急便コンパクト):全国一律380円

・ヤフネコ!パック(宅急便):全国一律600円〜1,500円

・ゆうパケット(おてがる版):全国一律175円

・ゆうパック(おてがる版):全国一律600円〜1,700円

ヤフネコ!パック

ヤマト運輸とヤフオク!がシステム連携し、独自価格で提供するサービスになります。

メルカリで言えば「らくらくメルカリ便」に当てはまります。

配送方法は「ネコポス」「宅急便コンパクト」「宅急便」の3種類です。

全国翌日配送で、配送中の紛失や破損に対する補償があるのは嬉しい点です。

発送方法はセブンイレブン、ファミリーマート、ヤマト運輸の営業所で「送り状」を発行し発送する仕組みになっています。

また、宅配ロッカー「PUDOステーション」からの発送にも対応しています。

受け取りは、取引ナビ画面から「指定した住所」か「営業所受け取り」かを選択します。

発送手続き完了後にヤマト運輸の「クロネコメンバーズ」から手続きを行うことで、コンビニ受け取りもできます。

ゆうパック・ゆうパケット(おてがる版)

日本郵便とヤフオク!がシステム連携し、独自価格で提供するサービスになります。

全国のローソン店舗か郵便局(簡易郵便局は除く)から発送できます。

店舗受け取りは全国の郵便局・コンビニ(ローソン・ミニストップ・ファミリーマート)に対応していて、宅配ロッカー「はこぽす」でも受け取ることができます。

メリット・デメリット

メリット

メリットは以下の通りです。

・防犯対策として有効

・送り先を書く手間が省ける

・お得で安全な配送サービス

防犯対策として有効

匿名発送はプライバシーを守ることができるのが最大のメリットと言えます!

顔の見えない相手に個人情報を提示する必要がないのはとても嬉しいですよね!

店頭受け取りや宅配ロッカーを利用することで、より安全に取引ができます!

相手には以下のような感じで表示されます。

送り先を書く手間が省ける

取引ナビで発行されるQRコードを使って送付状を発行するので、1件ごとに送付先を手書きする手間を省くことができます!

何件も取引をしている人にとっては、作業の効率が上がるだけではなく、住所や宛名の記入ミスもなくすことができます!

お得で安全な配送サービス

匿名配送が利用できる配送方法では、ヤフオク!独自の送料になります。

いずれも全国一律料金になるので、全国どこへでもお得な料金で送ることができます。

また、取引ナビから配送状況が確認できるのも安心ポイント!

顔が見えない、匿名でのやりとりの不安もありません!

デメリット

デメリットは以下の通りです。

・配送方法、サイズが限られる

・窓口での手続きが必要

・返品や再発送では匿名配送ができない

配送方法、サイズが限られる

匿名配送が利用できる「ヤフネコ!パック・ゆうパック・ゆうパケット(おてがる版)」では、サイズの上限があります。

ヤフネコ!パックは160サイズ、ゆうパック・ゆうパケット(おてがる版)は170サイズまでとなっています。

それよりも大きな荷物は匿名配送はできないので、気をつけましょう!

また、以下の商品は発送できないので気をつけて下さい!

・現金・商品券・株主優待券

・各種プリペイドカードなどの有価証券

・精密機器

・危険物貴金属

・宝石

・生鮮食品

・信書etc

窓口での手続きが必要になる

配送伝票を発行するには、窓口に出向き専用端末を操作する必要があります。

手書きの手間はないものの、集配サービスの利用はできないので、気をつけてください!

返品や再発送では匿名配送ができない

匿名配送は1取引で1度しか利用することができません。

落札者が返品したい場合や再発送を依頼したい場合は、個人情報を提示しないといけなくなるので、注意してください!

注意点

匿名発送における注意点は以下の通りです。

・匿名発送でも一部の情報は公開される

・匿名発送を悪用した詐欺がある

・配送前に発送設定を気をつける

匿名発送でも一部の情報は公開される

匿名配送だからといって、一切の情報が非公開になるわけではありません。

取引する上で、最低限必要な以下の項目は公開されます。

・Yahoo! JAPAN ID

・郵便番号の一部

・居住地域(都道府県)

これらの情報を知られたところで個人を特定することはできないので、心配しなくても大丈夫です!

ただし、取引メッセージの情報は、伏せ字になりません。

入力した内容がそのまま相手に表示されてしまうので、取引メッセージには個人情報を記入しないようにしてください!

匿名発送を悪用した詐欺がある

匿名配送は出品者の個人情報も開示されません。

この点を利用した詐欺被害が発生しているため、注意しましょう!

詐欺犯がIDを抹消してしまえば連絡の取りようがないため、警察に届けることもできず、泣き寝入りすることになる場合もあります。

以下のような対策をすることをオススメします。

・取引前のメッセージのやり取りには注意を払い不審な取引はしないこと

・商品が必ず手元に届いてから受取評価すること

・支払いを完了してから14日以内に商品が届かなければ、取引キャンセルやヤフオク!に問い合わせる

配送前に発送設定を気をつける

一度匿名配送に設定すると、落札された後からは匿名配送を解除することはできなくなります。

実名での取引に変更したくてもできなくなります。

なので、落札前に実名での取引を依頼された際はヤフネコ!パック、ゆうパック・ゆうパケット(おてがる版)以外の配送方法に設定変更しておきましょう!

まとめ

今回、ヤフオクの匿名発送のメリット・デメリットや注意点について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

ヤフオク!の匿名配送は、個人情報を守れる便利なサービスです!

両者ともに安心して利用できる仕組みになっています。

少しでも役に立ってくれれば幸いです!

スポンサーリンク
オススメの記事