

ヤフーショッピングはだれしも一度は利用したことがあるショッピングサイトではないでしょうか。
出店者はモールの「ブランド力」と「集客力」の恩恵を受けることができます。
中でもヤフーショッピングは初期費用や月額利用料が無料なので費用面で大きなメリットがあります。
しかし一方で、ヤフーショッピングへの出店にはデメリットもあります。
そこで今回、ヤフーショッピングに出店するメリット・デメリットや出店する方法などについて紹介いたします。
フリマアプリから派生して、ECサイトにも出品する人が増えているので、そんな方に少しでも役に立ってくれれば幸いです。
ECサイトについても紹介しているので、ECサイトがわからない方向けにECサイトとは?についても紹介しています!
ぜひ参考にしてみてください!
ヤフーショッピングやamazonが出店する人が多い理由
ヤフーショッピングやamazonといった所はモール型ECサイトという部類に入ります。
モール型ECサイトに出店するメリットはなんと言ってもその知名度にあります!
Amazonや楽天市場そして今回出店方法をご紹介するヤフーショッピングといえば、Eコマースが盛り上がっている昨今だれしも一度は目にしたことがあるかと思います。
こういった有名モールに出店していることでショップ自体の知名度が低い場合でも信頼性が高くなります。
そして、モールのブランド力によって安心感を持って購入されやすくなります。
また、モール顧客の場合は比較的レビューを書く傾向にあるのでモール内の評価が高まれば相乗効果でより売り上げを伸ばすこともできます!
そしてこのモールの知名度は集客にも大きな影響を与えます。¥
今まで自社だけでは集客しきれなかった新規を集めることができます。
ヤフーショッピングはソフトバンクグループ内企業との連携しているので、「paypay」や「Tポイント」を貯めることができますし、ソフトバンクユーザーだとよりポイントが貯まりやすいなどお得です!
ヤフーショッピングに出店するメリット・デメリット
ヤフーショッピングに出店するメリットは「サポートを通じて知識が得られる」「出店コストがゼロ!」「外部リンクを許可している」「Tポイント等出店企業向けのサービスが利用できる」
デメリットは「リソースが分散される」「出店企業同士の競争が過酷」「広告費がかかる」「Googleで上位表示されにくい」といった点になります。
次に各メリット・デメリットについて紹介していきます。
メリット
サポートを通じて知識が得られる
ヤフーショッピングに出店するには審査が必要になります。
この審査に合格ためのサポートをある意味追加料金なしで利用する事が出来ます。
それによりネット販売の経験が無い企業でも一定の知識を得ることが出来ます。
出店コストがゼロ!
ヤフーショッピングに出店する最大のメリットは、やはり出店コストが無料という点ではないでしょうか?
ということが出店のハードルが圧倒的に低いので、初心者におすすめのECサイトと言えます。
実際の売り上げにそってポイント負担や手数料などのコストが掛かってくるので、基本的には売り上げが出なければコストがかかることはありません。
外部リンクを許可している
ヤフーショッピングでは楽天市場やほかモールで禁止されている外部リンクを許可しているのもメリットです。
「自社サイト」や「SNS」からほかモールへのリンクもできます。
また、ヤフーショッピングから集客して自社に顧客を流すといった方法もすることができます。
しかし、外部リンクをクリックした際には一度警告画面が表示されるので、人によっては不安を覚える場合もあります。
Tポイント等出店企業向けのサービスが利用できる
先ほども触れたようにソフトバンクグループの総合力を動員してTポイントが活用できること、ソフトバンクユーザーの送客施策の恩恵を得ることができます。
デメリット
リソースが分散される
ショッピングモールで店舗を構えるのにはかなりのエネルギーが必要になります。
在庫管理、Webデザイン、セールスライティングなどには多くの時間がかかります。
そのため、独自ドメインでサイトを運営している企業はもとより、楽天市場やアマゾンなどにも出店している場合は手間暇が何倍もかかるという最初は見えなかったコストが負担になってしまいます。
出店企業同士の競争が過酷
最大のデメリットと言えるのはモール内での競争率が高いことがあげられます。
出店コストがかからない分、どうしても参入障壁が低く出店したいと思う同業他社は非常に多くなります。
2019年にはヤフーショッピングへの出店店舗数は約87万店舗を超えており、楽天市場の出店店舗数は2020年で約5万店舗ほどのため、大きく上回る数値となっています。
数多くのショップがある中から自社の商品を利用者の目に止めてもらうのは意外と難しいです。
広告費がかかる
そこで他社よりも露出を高めるために、結果として広告投資をおこなうことがあるので、広告費がかかる可能性があります。
出店コストが無料のヤフーショッピングで、もっともコストがかかるのが「広告費」と言われています。
ヤフーショッピングでは「PRオプション」という広告メニューがあります。
これは商品に対し1%~30%の広告費をおこなうことで検索結果画面での上位表示を狙うことができます。
広告費を高く設定すればするほど検索画面での上位表示がされやすくなります。
ですが、アイテムが売れた際その金額に対し、広告費としてかけた料金を払うため、売れれば売れるほど広告費がかかってしまいます。
また料金設定は継続日数が長いほど検索順位のスコアに有利に働くため「いつ設定を変えるのか」「どれくらいの料金設定にするのか」などのバランスが難しく、コストと売上バランスが重要になります。
Googleで上位表示されにくい
ヤフーショッピングに出店している店舗はGoogleで上位表示されにくいという事が起きています。
これは楽天市場に出店している企業にもいえますが、どういうわけかモールに出店している店舗のサイトはGoogleで上位表示されにくいのです。
原因はわかりませんが、Googleで上位表示されにくいというのは大きなデメリットと言えますね。
出店の審査基準は?
ヤフーショッピングでは出店するための審査が2回あります。
「出店するための契約をおこなう契約審査」と「ショップをオープンするための開店審査」の2回審査があります。
ヤフーショッピング側の審査基準がすべて非公開のため、この審査ですが「どうすれば審査に通る?落ちる?」といった情報は一概にはいえません。
ですが、仮に契約時点で審査に落ちてしまったとしても何度でも挑戦することができます。
審査に落ちてしまった際は不備がなかったかをきちんと確認し再度申請をしてみましょう。
ただし、どうしても出店審査に引っかかってしまう場合は今までにヤフーが提供するサービスにおいて規約違反をしてしまい、ブラックリストに登録されてしまっている場合などがある方に起きやすいです。
たとえば「ヤフージャパンサービス(ヤフオク!やヤフーショッピング)での料金未払い」や「アカウント停止が過去にある」「最近ではヤフーショッピングやヤフオク!での大量購入など転売属性のアカウントと思われる行動がある」などといった感じです。
過去にこうした規約違反の経験がある場合、そのアカウントと同一名義での出店審査はできません。
ですが、このような規約違反をしている方はいないと思いますのでヤフー側が求める情報を適切に提出していれば、ほとんどの場合審査は問題なく通ります!
ヤフーショッピングへ出店する手順・流れについて
ヤフーショッピングへ出店はそこまで難しくないので、ぜひチャレンジしてみてください!
手順は以下の通りです。
1.ヤフーショッピング出店に必要な情報
ヤフーショッピングへ出店申し込みをする際には、以下の情報が必要となります。
①Yahoo! JAPAN ID
②クレジットカード情報
③会社情報
④代表者情報
⑤銀行口座情報
⑥開業届け写し(個人事業主のみ)
⑦住民税の納税証明書写し(個人事業主のみ)
⑧出店予定商材情報
2.出店審査を受ける
申し込みフォームに情報をすべて入力できたら、審査申し込みをしていきます。
通常は約2~10営業日で審査完了しますが、商材によっては少し時間がかかる場合もあるようです。
3.審査通過後、出店が可能に
無事審査を通過すれば、ヤフーショッピングから「出店審査完了連絡」というメールが届きます。
そして、出店者がショップを構築する管理画面である「ストアクリエイターPro」の案内が記載されています。
「ストアクリエイターPro」はマニュアルに沿っていくだけなので、簡単に開店準備を進めていくことができます。
4.開店準備を進めていく
ストアクリエイターに無事ログインができたら、開店審査に向けての準備を進めていきます。
開店審査に必要な設定は以下のとおりになります。
・トップページ設定
・ストアデザイン設定
・各商品ページの出品登録
・カテゴリページ
・会社情報の設定
・ストア情報の設定
・送料設定や配送方法の設定
・ストアガイドの入力
・キャンセル規約の入力
すでに自社ECを運用している方であれば、情報入力などは横引きでおこなえると思いますが、開店審査に落ちないようにマニュアルを見ながら一つずつ設定を進めていきましょう。
ヤフーショッピングの案内では、開店準備には約3週間ほどかかる見込みになっています。
5.開店審査を通過したら無事OPEN
すべての準備が整い次第、開店審査申し込みをしていきます。
約2~5営業日で審査完了となりますが、こちらも契約審査同様に商材によっては少し時間がかかる場合があります。
開店審査を通過すれば、ヤフーショッピングでお店をオープンすることができます!
まとめ
今回、ヤフーショッピングに出店するメリット・デメリットについて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
今では副業する人が増えているなかで、多くの方がフリマアプリに参入している中でもヤフーショッピングなどのモール型のECサイトには障壁が高いイメージを持たれる方が多いです。
しかし、ヤフーショッピングは思っていた以上に簡単に出店することができます!
なので、「自分のお店を持ちたい!」という方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか!